EOS M5を使ってみて1ヶ月の再レビュー。

EOS M5 EF-M22mm

EOS M5を使い始めて1ヶ月ほどたちました。正直なところ、写真を撮りに行く時間をなかなか確保できずにいるのですが、それでも散歩がてらに持ち歩いてちょくちょく撮ってはいるので、率直な感想を残しておこうと思います。

そもそも、ぼくがEOS M5を買ったのは、デジイチで写真を撮りたいけれど機動力も欲しいと思ったからです。

家族旅行や出張の時にフルサイズ機を持ち歩くのが結構きついんですよね、重さ的に、やっぱり。

EOS 5D mkIIに24-105mmとかのズームを付けて家族旅行で1日歩き回ると、撮れた写真の満足度と引き換えに半端ない疲労感…。もれなくビデオカメラとかも持ち歩いているのでなんか一人荷物多いし(笑)。

そんなこともあって愛用の5D mkIIに買い増しで6Dを購入したのですが、ボディが軽くなったとはいえズームレンズをつけるとそれなりの重さだし、5D mkIIに比べて操作感がしっくりこなくて、あまりいい選択ではありませんでした。正直6Dはちょっぴり後悔しちゃってます。

初代のEOS Mも持っていて、写り的には満足なのですが、コンデジじゃないのに背面液晶で写真を撮るというのにどうしても違和感があるんですよね。

で、満を持してEVつきのEOS M5が出たので、これだ!と思ったわけです。

 

EOS M5の楽しみ方を模索中なり。

まだまだ使ってみて日は浅いのですが、一番感じているのが、ミラーレスはミラーレスというカテゴリなのかなということです。当たり前のことかもしれませんが、やっぱり違う。

買う前はEVFがついてフルサイズのサブ的な位置付けで使えるかなと思っていたし、購入当初のレビューでこれまでのデジイチユーザも楽しめる本格的なカメラと書いたけれど、実際に使ってみると別物かなぁと感じています。

いいとか悪いとかではなく、カテゴリが違うから使い分けると楽しめるのでは、ということです。

たぶん、初代のEOS Mの時は、コンデジユーザをデジイチにステップアップさせたいという意図があったと思うんですけど、デジイチユーザからするとミラーレスのメリットってサイズとか重さなのかなぁと感じてたんですよね。

なので、ある意味割り切って使っていたのですが、それがEVFがくっついてよりデジイチらしくなったら割り切りのポイントがわからなくなった気がしているんです。

ミラーレスを使う理由とフルサイズを使う理由はなんだろうと。それこそ、ぼくが困っていた重さの問題を解決するということなのかなぁ…とか。

よく写る。が、ゆえに…

EOS M5はスペック的にもかなりいい線いっていると思うのですが、性能が上がった分撮影する側の自由度が下がった気がするというか。なんていうか、なんかキレイな写真が撮れちゃうんですよね、さらっと。

ありがたいことなんだけど、よくできすぎていて、逆に面白みが減った感じがします。わがままですね(笑)。

あとは、やっぱりファインダーなのかなぁ。

サイズがゆえの構えた時の窮屈さや操作感は慣れなのかもしれないけれど、EVFを覗いていると脳が「お前が見ているのは実像ではない」とささやくのです(笑)。

正直、EVFを覗いて撮るのが難しくて、まだ思ったような写真が撮れてないんですよね。EVFの液晶と背面液晶とMacでの現像というステップで、自分好みの露出がまだつかめていないんですよね。

まぁ、慣れるしかないんですけどねぇ。

タッチ&ドラッグAFが自然になっている不思議

まだ慣れてないと言いつつも、EOS M5の特徴の一つであるタッチ&ドラッグAFにはかなり馴染んでいます。僕はエリア「右上1/4」の相対位置に設定して使っているんですが、直感的に使える素晴らしい機能だなと感じています。

逆にフルサイズ機を使う時に一瞬戸惑いを感じることもあります…。それくらい便利で自然。

ファインダーの中でAF枠がヌルヌルと動くのはホント、EVFの恩恵ですよね。

MFの時に拡大して合焦位置を確認できたり、ホワイトバランスを反映できたりというのもEVFならではです。

なんて書きつつも、まだ使いこなせてない自分がここにいます…。撮影の時は構図とピントとタイミングで精一杯で機能を使いこなすところまで頭がついていかないんですよね(笑)。

EFレンズとの相性は結構いいかもしれない。

EOS Mの時はEFレンズをつけるとバランスが悪くてホールディングしにくかったのですが、EOS M5はファインダーを覗くことを前提にすれば、EFレンズとの相性は結構いいのかなと思います。

コンパクトさや軽さは失われますが、これまでのEFレンズの資産を活かさない手はないですよね。

ぼくのお気に入りは40mmです。パンケーキレンズなのですが、マウントアダプターをつけるとホールディングしやすい、ちょうどいいサイズになります。さすがに70-200mmとかはバランスがおかしいですが、24-105mmくらいであればアリな感じはしますね。

EF-Mレンズのラインナップがイマイチという現状では、EFレンズで撮るというのもEOS M5の楽しみ方の一つなのかもしれません。

とりあえずは慣れていかないとなぁと思いつつも、仕事のカバンにはGRがいつも入っているという…。う〜む。

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。