Google Nik Collectionを使えば写真に雰囲気のある演出を加えられるよ。
デジカメで撮った写真をどこまで加工するのかは議論のあるところですが、ぼくは加工はアリだと思っています。
加工と言っても、Photoshopで「ないものを加える」「あるものを消す」というのは好きじゃないけど、色調やトーンなどで意図を持って演出を加えることはデジカメ写真の面白さじゃないかと考えています。
プロのフォトグラファーも少なからず補正やトリミングはするわけだし、焼き込みや覆い焼きなどで撮影意図をより明確に表現するのは普通のことです。
で、面白いなと思って使っているのが、Google Nik CollectionというGoogleによるPhotoshopの無料プラグインです。この記事のアイキャッチ画像もこのプラグインを使ってちょいレトロな雰囲気を加えました。
Google Nik Collectionを使えば雰囲気のある写真に早変わり
デジカメで撮った写真はRawデータの状態でレベル補正やトーンカーブで整えることが多いのですが、ブログの記事用の写真はなるべく手間をかけずにアップしたいので、Pixelmatorというアプリで演出を加えることがあります。
ですが、Photoshopでトリミングやレタッチなどの基本的な処理をしてからPixelmatorに持って行ってエフェクトをかけて書き出すので若干面倒です。
ですが、今回紹介するNik Collectionを使えば、Photoshopだけでアナログ風の加工やモノクロの表現などバリエーション豊かな表現ができてしまうのですよ。楽なだけじゃなくてエフェクトそのものがいい感じなんですよ。
その他にも、色調補正やレタッチの機能もあるのですが、どれもこれも「これが無料なのか!」というレベルですね。ありがたやありがたや。
Google Nik Collectionの主な機能
いわゆるフィルタのような機能で写真の雰囲気を変えたり、色調補正やシャープなどの処理を加えることもできます。この辺の補正機能はPhotoshopにもありますが、より細かく設定できる感じです。
Analog Efex Pro
昔ながらのカメラ、フィルム、レンズの雰囲気を加えられるエフェクトです。レトロカメラとかトイカメラとか、ビンテージカメラとか。色味などを見ながら好みの写真にお手軽に加工できます。あれこれ試しながら楽しめます。
Silver Efex Pro
モノクロ写真のエフェクトを加えられます。明るさやコントラストなどがプリセットのフィルタとして登録されているので、イメージに近いものを選んで調整という作業が簡単にできます。
HDR Efex Pro
HDRひとつとってももこんなにあるのかと。HDRのエフェクトがこんなにあってももはや使いこなせないんじゃないかと思うくらいです。
Dfine
きれいにノイズを低減してくれます。写真によってはかなり重宝するかもですね。
Color Efex Pro
色味関連のフィルタセット。これも種類がめちゃくちゃ豊富なんですけど、面白いのは、アグファやフジクローム、コダクローム、コダックなどのフィルムのシミュレーターです。フィルムを使ってきた人に嬉しいフィルタです(^^)
Viveza
色調補正系の機能です。Photoshop純正の機能よりも簡単に補正ができます。そして細かい調整もできます。
Sharpener Pro
出力用デバイスに合わせてシャープをかけられたり、部分補正ができたり。
手軽に演出を加えるもよし。高度な編集に使うもよし。
Nik Collectionは、PhotoshopやLightroom、Apertureのプラグインとして機能します。アプリを持ってないと使えませんが、手軽に演出を加えることもできるし、高度な編集もできるので、これらのアプリを使っている人であれば入れておいて損はないですよ。
ぼくは基本的にはブログの記事用にお手軽な演出を中心に使っていますが、細かい補正や編集なんかももっと使ってみたいですね。特にモノクロ系の処理は暗室でやっていたような階調のコントロールが面白そう。
これが無料って本当にすごいなぁ。
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