昨日よりも今日よりも。日々前進するためにひとり社長は日誌をつける習慣を持とう。

無印の手帳

今年も無印で手帳を買いました。デスク据え置き用と持ち歩き用の2冊。持ち歩き用は判型を間違えていつもよりも一回り大きいものを買ってしまいました…。

2冊ともスケジュールとタスクリストを書き込むというのは共通しているのですが、持ち歩き用の手帳には仕事上の詳細なメモや日々のアイディアを、デスク据え置き用の手帳には日誌を書いています。

手帳に日誌を書くのが習慣になって10年くらい経ちますが、つくづく日誌を書き続けることの大切さをかみしめています。

なぜ日誌が必要なのか

プレイヤーであり経営者でもあるひとり社長は、目の前にあるタスクの達成感で経営がうまくいっているという錯覚を起こしてしまうことがあります。

これはぼく自身の苦い経験からの反省なのですが、仕事がうまく回っている時ほどこうした錯覚に陥りやすいんじゃないかなと思うんですよね。

タスクが一つずつ消化されていくと仕事としては確実に進んでいくので達成感があるんですよね。ただ、当たり前のことですが、ほとんどの場合はタスクリストは業務レベルでのタスクを管理するためのものです。

タスクよりも大きなカタマリ、プロジェクトの全体像や経営状況については違うレイヤーで把握し、コントロールする必要があります。

プロジェクトや経営上の戦略、戦術をデイリー、ウイークリーレベルのタスクに落とし込んで、それを日々実践しながら改善するするためのツールとして日誌が結構使えるんじゃないかなぁと思っているんですよね。

日誌を書く

日誌はひとり社長が現状を把握するのに必須のツール

日誌を書くことの最大のメリットは、経営的な視点での問題意識をもってその日の自分の行動を振り返る習慣を作れるということです。

業務レベルでのタスクの問題点はもちろんのこと、中長期での経営的な視点での問題点を日々確認し、把握することができるようになります。

日々お客さんへ対応をしっかりやれたとしても、次の仕事をつくる、ビジネスを成長させるための活動ができなければ、ビジネスはだんだんと先細って行ってしまいます。

「現状維持では、後退するばかりである」というウォルト・ディズニーの言葉にあるように、日々のタスクをこなすばかりでは前に進まないどころか後退しているわけですね。

ここが、ひとり社長の難しいところだなぁとぼくは常々思っています。労働集約的なビジネスモデルだと、ちょっと気を抜くと現状維持が精一杯、みたいな状況になっちゃうんですよね。

で、そこに達成感があるからタチが悪いわけです。日々のタスクを消化することで前進していると勘違いしてしまうことがあるからです。

一方で、中長期の目標をデイリー、ウイークリーレベルのタスクに落としても成果が出るまでには時間がかかるので、日々の積み重ねの達成感は感じにくいものなんですよね。

だからこそ、現状を把握し、目標に対して今日はどうだったのか、それを踏まえて明日はどうするのかというのを日々見直しをかけていく必要があるわけです。それを日誌として毎日記録をしていくことで、振り返り考えるきっかけをつくることができます。

緊急ではないけれど重要なことほど日々の把握が大事

日誌なんて書かなくても頭の中で全部把握できちゃうよという人じゃない限りは、日誌を書いてみるといいんじゃないかなと思います。

とはいえ、日によって時間の制約を受けることもあるので、当然、すべてが思うように進まないこともあります。そんな時でも、進んでいないということを把握し続けることが大事です。

緊急事態の時には、何をおいても対応せざるをえないですけど、緊急ではないけれど重要なことというのは、割と後回しにしがちだし放置しがちです。ぼく自身の経験として、サボりがちな時は少しずつ少しずつ良くない方向に向かっているよな…という感覚がありました。

例えば、集客のためのブログを立ち上げて3ヶ月で100記事書こうと決めたとします。

だけど、実際には週に1〜2記事書くのが精一杯だとしたら、目標との乖離を把握してなんとかして時間をつくって書くのか、目標を立て直すべきなのかを決める必要がありますよね。

ただ、ほとんどの場合は、そんな状況をうやむやにしちゃうんですよね。気にはかかっているけどやらないとか。

結局、やれてないという状況をうやむやにしてしまうと、3ヶ月経っても30記事程度しかないので、ブログの集客はできないままです。これが1年経っても…となると、どれだけの機会を逃したことになるのかということです。

これがもし、計画した通りにブログを書けないという状況を把握していれば、ブログでの集客はとりあえずは置いておいて、広告を使って集めようとか、他の方法を考えることができます。

最悪なのは何も手が打てないということですよね…。

来年こそは…という「ノリ」で始めてみるのも一つの手

今まで日誌を書いたことがないのであれば、年末のこの時期はチャンスです(笑)。来年のために新しいことを始めやすいですからね。

日々のことをメモできるスペースがある手帳を買えば、スタートできるので、あとは「ノリ」で始めてみるのもアリじゃないかなぁと思います。

 

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。