キヤノンがフィルム一眼レフカメラEOS-1vの販売を終了

キヤノンがフィルム一眼レフカメラEOS-1vの販売を終了

ああ、ついにこの日が。

キヤノンがEOS-1vの販売の終了を発表しました。

フィルム一眼レフカメラ「EOS-1v」販売終了と修理対応期間延長に関するお知らせ

実際には、2010年には生産を終了して在庫の販売を行なっていたとのことですが、いよいよ販売も終了するとのことです。

キヤノンの現行で唯一のフィルムカメラなので、事実上フィルム一眼レフカメラの販売を終了となります。

まぁ時代の流れからすると当然の流れなのかもしれませんが、キヤノンのフィルムカメラに長年親しんできたので、やっぱり寂しいものはあります。

僕は今でもたまにフィルムで撮ることがあるのですが、これでフィルムもいよいよ終わりかぁというそんな気分です。

というわけで、なんとなくカメラにまつわる思い出話でも書いてみようかな…と。

わが家にあるキヤノンのフィルム一眼レフカメラたち

所有するキャノンのフィルム一眼レフカメラ

僕が写真を始めてからかれこれ30年です。

僕が写真を始めたのは、ちょうどキヤノン初のAFカメラであるEOSを発売したタイミングだったのですが、T90というマニュアルフォーカスの電子カメラと迷ったあげくEOS620という機種を買ったのが最初です。高校時代の話ですね。

カラーフィルムで撮るのは現像やプリントでお金がかかるので、写真部で購入していたモノクロフィルムで写真を撮っては暗室にこもって現像をする毎日でした。

モノクロフィルムも缶に入った長尺のものを買ってきて、使い終わったフィルムの外側のパッケージ(パトローネといいます)を開けて、その中に自分たちでモノクロフィルムを入れて使いまわしていました。懐かしい。

大学時代は運動部で練習漬けになったので一時期写真からは離れていましたが、社会人になって写真熱が再燃。給料をもらうようになってすぐにEF50mm F1.4を購入してあれこれ撮り始めるも、今度はEOS620では逆に物足りなくなり、中古でフィルムカメラを何台か買いました。

EOS620の評価測光がよくできすぎていて、何を撮っても結構ちゃんと写るんです。それがちょっとつまらなくなって(笑)、中央部重点測光という測光方式の古いカメラも使うようになりました。

その後、フィルム一眼レフカメラのフラグシップ機であるEOS-1vも何度も購入を考えたのですが、やっぱり趣味で買うにはさすがに高かった(笑)。

完全に順番が逆ですが、そんなこんなで今手元にはキヤノンのフィルム一眼レフが4台あります。EOS620の他にA-1が2台にAE-1Pが1台。レンズはNewFD 50mm F1.4と28mm F2.8、FD200mm F4の3本です。

キヤノン以外でも祖父の形見のPENTAX SPF、トイカメラではLOMO LC-A、HOLGA(ポラロイドキットと135mmのフィムムキットもあります)、Vivitarなんかもありますね。

一眼レフカメラの方は、どれもモルトが劣化していて、かなりギリギリな感じですが、露出計は健在でフィルムを通すとまだまだちゃんと写ります。

なんとなくフィルムカメラを引っ張り出して撮影をしたりもしていたのですが、最近はフィルムもだんだんと手に入りにくくなりました。

これでフィルムの生産が終わってしまったら、フィルム一眼レフカメラは本当に骨董品になってしまいますね。

生活の中での利便性という意味ではデジタル化されていくのは歓迎すべきことなのですが、やっぱり寂しいものですね。

EOS-1vの販売終了のニュースを見てたら迸る想いが止まらず書いてしまいました。なんだかオチのない話になってしまいましたが、とりあえず今日のところは以上です(笑)。

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。