GIZMON Utulens レビュー。懐かしさを演出してくれるレンズ
GIZMON Utulens をご紹介します。懐かしの「写ルンです」のレンズを再利用してレンズ交換式のカメラで使えるようにしたレンズです。
ミラーレスカメラ用のレンズで各社のマウントが揃っています。僕はソニーのEマウントのものを使っています。
GIZMON Utulens はいわゆるパンケーキレンズ
GIZMON Utulensは、32mmでF16のいわゆるパンケーキレンズです。F16とレンズとしては相当暗いのでISOをオートにして使っています。
GIZMON Utulens は写ルンですのレンズを再利用しているのでレンズ部分はものすごく小さいです。見た目のわりに重いのですが、それはマウントの金属パーツの重量ですね。レンズのまわりに貼るシールが付属しているのですが、かっこよくないので僕は使用していません。
a6400に装着するとこんな感じ。パンケーキレンズです。トイカメラな感じですね。
レンズキャップがないので、むき出しで持ち歩くことになりますが、レンズが奥に引っ込んでいるので間違って手で触ってしまうこともほとんどありません。
上から見るとコンパクトさがわかりやすいですね。コンデジっぽい。
a7IIIにつけるとこんな感じ。a7IIIのゴツさと GIZMON Utulens のチープさのギャップが面白い。
こちらも上から見るとこんな感じです。グリップとほぼ同じくらいの奥行きなのでカバンの中の収まりもなかなか良いです。
GIZMON Utulens の作例
GIZMON Utulens はがっつり撮るといよりも街撮りのスナップで使うので、a6400との組み合わせが多いです。
もとが32mmのレンズなので、APS-Cのカメラにつけた場合は、35mm換算で48mmくらいの画角になるということですね。
ここに載せた写真はいわゆる撮って出しですが、色味は若干褪せたというか薄めなのが特徴です。フイルムのトイカメラのような派手な周辺光量落ちなどはなく、思っていたよりも普通に写るなというのが第一印象でした。
カメラの設定をもう少しビビッド側に寄せてもいいかもしれないですね。
写真はファイルサイズの関係でちょっと圧縮をきつめにしています。
撮影の時にはピーキングを頼りにどの辺にピントが合っているかを見ながらもほぼ適当にシャッターを押します。
仕様上は、フォーカスレンジは1mから無限遠となっています。
ピントを合わせるという概念がないので、電源をオンにしておいて「おっ」と思ったらシャッターを切るみたいなスタイルです。
出張の際のホテルの一室から。
周辺光量が落ちるかなと思って撮ってみましたが、四隅まできっちり写りました。ある意味残念(笑)。
一応夜のカットも。a6400は手ぶれ補正がついていないので、足を止めて脇を閉めて息を止めてISOを上げて気合いを入れての撮影。気合いを入れるとまぁまぁ止まる。
雨の琵琶湖。天気が悪いと通常よりもさらに彩度の低い写真になりますね。
夏休みの家族旅行。写ルンですがどんな感じの写りだったのかがちゃんと思い出せないのですが、もう少し彩度は高かったような気もします。
息子と義弟。暗めの場所で動きの激しいものは止まらない。こういうカットはトイカメラっぽいですねぇ。おもろい。シャッター速度を抑えるとこの手のカットは狙って撮れるかな。
実際に目に見えていた景色はもっと緑が鮮やかで眩しい感じだったけれど、意外に地味な仕上がりに。
F16だけあって遠景はまぁまぁシャープな印象ですね。
高田馬場のランチ帰り。日中だからといって油断すると普通にブレます…。
GIZMON Utulensを使ってみた感想
そもそも写ルンですってどんな感じだったけ…と思いながら使い始めたので、トイカメラのような派手な写りをイメージして使うと拍子抜けします。
価格も5,000円くらいなので、手軽にいつもと違う写りを楽しみたい人、ゆるい雰囲気の写真が好きな人は楽しめると思います。
色味はカメラの設定に依存するので、明るいところや暗いところで撮ってみて、自分好みの色味の設定を見つけると良いと思います。
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