α6400は初心者にもおすすめのミラーレス一眼。スナップに使いやすいレンズと一緒にご紹介。

a6400 e20 f2.8

スマホからのステップアップをする人に「ミラーレスのカメラを買いたいんだけど、どんなのがいいかを教えて欲しい」と聞かれることがあります。

予算や用途にもよりますが、あくまで自分が使ったことの範囲でのアドバイスをするなら、SONYのα6400をおすすめしています。

スナップなどの日常の撮影はもちろんですが、本格的な撮影にもバッチリ使える、性能と価格のバランスがよいカメラです。

購入したのは2019年の3月ですが、今でもバリバリ現役です。

今さらながらのα6400の再レビューになりますが、2年ほど使ってきて感じていることをお伝えしたいと思います。

a6400をおすすめする理由

a6400 e20 f2.8

僕がa6400をおすすめする理由は下記の通りです。

  • 軽くて小さいので持ち運びに便利
  • お手頃価格
  • AFが速い。瞳AFが優秀。
  • 操作系がシンプル
  • チルト式液晶が便利
  • 動画も撮りやすい
  • 望遠系レンズの時に1.5倍換算の恩恵を感じる

軽くて小さいので持ち運びに便利

カメラを選ぶ上では重さや大きさは重要です。仕事で使うものでない限り、重くて大きいカメラは持ち出すのがおっくうになってしまって使わなくなってしまいます。

「今日はスマホでいいかなぁ〜」ってなっちゃうんですよね。

でも、α6400なら、軽いしカバンに入れた際の収まりがよく、毎日持ち歩いても気になりません。

僕がいつもα6400と一緒に使っているレンズはこんな感じです。レンズ選びのポイントは軽さとコンパクトさ。

SONY E20mm F2.8(APS-C)

純正のAPS-Cフォーマット、いわゆるパンケーキレンズです。20mmなので、フルサイズ換算で30mmの焦点距離になるのでスナップなどで広めに撮りたい時や、人が集まった時にも写る範囲が広いのでとても便利。僕はフードをつけていますが、それででもコンパクトなのでα6400にほぼ付けっぱなしです。

SAMYANG 24mm F2.8(フルサイズ)

フルサイズ用のレンズですが、α6400で使うために買ったレンズです。24mmのレンズは1.5倍にすると換算36mmなので、フルサイズの35mmと同じ感覚で使えます。30mmと36mmだと画角は結構変わってきます。35mmに近い画角が欲しい時には重宝します。コンパクトで軽いので持ち歩きにも便利。

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SAMYANG 35mm F2.8(フルサイズ)

もともとフルサイズ用に購入したレンズですが、a6400につけると換算で52.5mmになるので標準レンズっぽい感覚で撮ることができます。このレンズはとにかく軽い。付けてないんじゃないかくらいの軽さです。

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お手頃価格

α6400はめちゃくちゃコスパの高いカメラです。

α6400の上位機種にα6600というカメラがありますが、こちらは16万弱。α6400にはない手ぶれ補正機能を内蔵していますが、個人的には手ぶれ補正はあったらいいけど、別になくてもいいかなと思っています。

また、僕はa7cというフルサイズ機も使っていますが、α6400のボディが10万ちょっとで買えるのに対して、a7cのボディは20万前後です。もちろん機能は違いますが、この価格差をどう考えるかですよね。

α6400も十分な性能のカメラなので、差額はレンズに回した方がフォトライフは豊かになるんじゃないかなぁと思っています。用途によってレンズを変えられるのが一眼の良いところなので、レンズにお金をかけた方が良いかなぁと。

手ぶれ補正については、あった方が良いけど、シャッタースピードとISO感度とカメラの構え方である程度コントロールできるし、どうしてもシャッタースピードが遅くなる環境なら内臓のストロボを使うのも一つの手です。バリアングル液晶かチルト液晶かというのもどちらが優れた機能なのかではなくて、用途次第ですよね。

そういう意味でα6400は性能と価格のバランスがとても良いコスパの高いカメラだと思っています。

AFが速い。瞳AFが優秀

僕がα6400を購入した理由はまさにこれ。CP+というカメラの展示会でα6400を触ってみて、AFの速さと瞳AFの優秀さに衝撃を受けて、気がつけば数日後には手元にあった…という感じです。

AFが速くて正確なので、撮りたいもの、撮りたいタイミングに集中できるのは本当にありがたい。人物撮影でも同じで、瞳AFが食いつくとなかなか外れないので、子供の運動会や発表会などの時にはものすごく便利です。

CP+ 2019でモデルさんを撮影した写真があるのですが、初めて触ったカメラとレンズの組み合わせにもかかわらず、ほぼ全てのショットで目にピントがきていて、手振れもなく露出も適切。本当にすごいなと思って、ホテルに戻ってポチったのを今でも覚えています。

操作系がシンプル

a6400 e20 f2.8

機能が多くても普段は使わないことが多いので、操作系はシンプルな方が良いと思っています。絞り優先、シャッタースピード優先の他、マニュアルもダイヤルで選べます。プリセットでお気に入りの設定をあらかじめセットしておけるので、それを選べれば十分です。

僕はマニュアルで撮っているので、絞りとシャッタースピード、ISO感度は自分で決めますが、それ以外だとホワイトバランスを変えるくらいだし、動画の時はプリセットから選んで撮ることがほとんどです。

撮りたいと思った時に撮れるというのが一番必要な機能だと思っています。

チルト液晶が便利

バリアングルがいい!という意見もありますが、それも用途次第ですよね。僕は自撮りをほとんどしないので、バリアングルを必要としていません。カメラを頭の上に掲げたり、地面に近づけたりして撮る時には、レンズと液晶が同じ軸にあった方が感覚的にわかりやすいのでチルト液晶の方が便利だと感じます。

動画も撮りやすい

僕はプリセットには動画用に3種類のフレームレートとシャッタースピードの組み合わせを割り当ててあるので、プリセットを選んで録画スタートと押すだけで動画の撮影ができます。

ピクチャープロファイルの設定もできるので、本格的に編集をしたい人にも使えます。

また、動画を撮る時にも軽いのは本当に助かります。脇を閉めてチルト液晶を使えば、ブレを抑えて撮影できます。

望遠系レンズの時に1.5倍換算の恩恵を感じる

APS-Cのセンサーでは焦点距離が1.5倍になるので、望遠レンズで運動会の写真を撮る時などは、本当に重宝します。200mmのレンズが換算300mmの画角で写せるということですね。焦点距離が短いレンズでは、1.5倍換算のメリットを感じたことはないのですが、望遠レンズは焦点距離が伸びると値段も上がるので、望遠系ほど恩恵を感じます。

ちなみに僕は70-200mm F4を使っています。

仕事では人物の撮影、プライベートでは運動会や発表会での撮影などに使っています。

α6400の不満点

逆に不満点はどうなのかというと、正直なところ、そんなにないんですよね。

価格も性能ももともと違うα7IIIやα7RIII、α7Cと比べても意味がないですし。強いて挙げるなら、ボディ上面のダイヤルの配置が逆だったら良かったのになぁということくらいでしょうか。

モードを変えるよりもシャッタースピードや露出を変える頻度の方が高いので、親指で操作するなら逆がいいですね。

ほんとそれくらいかなぁと思います。

個人的にα6400の好きなところを挙げつつまとめます

価格対性能についてはとても満足度が高いカメラで、日常の記録から作品づくりまで、本当に使い勝手が良いなぁと思っています。

一番のお気に入りポイントは、20mmを付けてグリップを握った時に感じる塊感(笑)。レンズとボディが一体になっているかのような堅牢性を感じるというか、レンズとセットで完成された一つのカメラ感があって、カバンに入れて持ち歩くのに頼もしさを感じます。

コンパクトなボディなのに、これがあれば意図した通りの写真や動画が撮れるなという安心感はコンデジでは得られない感覚です。

a7cを購入する時にα6400にとって変わるかなと思っていたのですが、まったくの別物でした。やっぱりα6400の塊感は独特ですね(笑)。

ミラーレス一眼の購入を検討しているのであれば、ぜひα6400も候補に入れてもらえればと思います。

この記事を書いた人

TakashiBridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。