好きなことだけで食っていけるのか?法人5期目を迎えての雑感。

2018年1月6日

法人化して5期目を迎えました。個人事業主時代も含めると独立して4年半。なんだかあっという間な気もします。

最近は一部の若い人の間では、会社なんか辞めて好きなことをやって生きていこう的な風潮もあるけれど、僕自身はどうなんだろうと考えてみました。

僕の場合も、会社で働くことの目的やキャリアに対して持ち続けた疑問が積もりに積もって、会社のために生きていくのはもう無理なのかもしれないと思ったのが独立のきっかけでした。

俺の人生はこれでいいのか…と。

独立してみて、ここまでの4年半、それなりにしんどい思いもしたし、順風満帆ではないけれど、総体的には好きなことを中心に生きているという感覚はあります。とりあえず今のところはね。

すべてが思うようにいくわけではないけれど、会社員として働いていた頃に比べると仕事で感じるストレスは明らかに少ないです。

そういう意味では、好きなことだけではないけれど、好きなことをして食っていけてるのかもしれません。

一方で、気を抜いたら家族を養えなくなるというプレッシャーもひしひしと感じる毎日です。

柔軟に変わっていく力を身につける

「好きなこと」と一言で言っても、好きなことにも方向や幅があります。

「俺の人生これでいいのか」と思って独立したけれど、現状が「これでいい」のかというと、「こんなもんじゃない」という気持ちもあります。

家族もいるし、食っていけることは大前提ですけど、食えればいいのかというと、やっぱりそれだけじゃないんですよね。

得意なことや必要とされることをベースにここまでやってきたけれど、ここからは、自分自身で変化を作っていかないといけないなぁと感じています。

やりたいことをもう一度明確にして、領域を広げるために新たなことにもチャレンジしていかねばと。

必要とされて、いろいろな仕事の機会をいただいているのは本当にありがたいことなんだけど、自分で新たな領域の仕事をつくっていけるようになりたい。これが自分のやりたいことの一つなんだということを思い出しました。

そのためには、今ある心地の良いスペースをいくらか手放して、チャレンジするスペースを作らないといけないんですよね。

5期目の前半はそのための下地づくりになるかなと思っています。後半からは、それを目に見えるようなアウトプットに変えていこうと考えています。

流れをつかむ

もう一つ、新しい期で取り組みたいこと、それは「流れに乗る」ということです。

単に流行に乗るとかそういうことではなく、よりよく生きるとか、会社を経営するということは、自分の思う方向に向かう流れをつかむことなんだろうなぁと感じてるんですよね。

自分のやりたいことだとしても、流れに争おうとするとやっぱりしんどい。超しんどい。

昔読んだ本の中では、ビジネスをエスカレーターに例えていました。苦労する人は下りのエスカレーターを一生懸命上ろうとしているけれど、上に行きたければ上りのエスカレーターに乗ればいいのにと書いてあったんですよね。

当時は、上りのエスカレーターがどこにあるかわからないから大変なんだろ!と思っていたのですが、最近は感覚的にちょっぴりわかってきた気もします。上りのエスカレーターに乗れるかどうかは別として、ですけどね。

今期は流れに乗るということもしっかりやっていきたい。

鍛える

なんかもう抽象的な感じになってきて、どこまでもだらだらと書けそうな勢いですが、鍛えるというのも大事だなと。

今日、息子のサッカーチームで親子サッカーがあってプレイしてきたんですけど、これまでの6年間で最低な自分でした。走れるかどうかにはそんなに期待はしていなかったけれど、技術的なところがまるでダメ男でした。

その昔、セルジオ越後さんが「体力は衰えても技術は衰えないみたい」なことをテレビで言っていたのですが、今日は体力が衰えると技術も衰えることを痛感しました…。キレがない。キレがないと視野が狭くなるし、ミスも増える。

これって、今日はサッカーでしたけど、日々のことすべてに言えると思うんですよね。

仕事も同じ。

いつもベストのパフォーマンスが発揮できるように、自分をコントロールしていないといけない。

今までの自分がどうだったかは関係なくて、「今」がどうなのかってことですよね。要は、頭も体も常に鍛えていないといけないよな…と。

力を抜いてゆるく楽しい1年を!

物心ついてからのことを思い返すと、自分のやりたいことを実現するために、どちらかというと流れに争って生きてきたのかもしれないなぁという気もします。

お世話になった勤務先の社長からも何度も指摘を受けていたんだなということにも、今更ながらようやく気づく始末。

あの時、その流れに乗っていたら今頃は…なんて思わないこともないですけど、まぁ、だからこそ今の自分があるわけで。

「好きなことだけで食っていく」というのは僕はまだ見ぬ領域ですけど、やり方さえ間違わなければ、好きなことをしながらは生きてはいけるっぽい。

だからこそ、好きなこと、やりたいことをもっと突き詰めて、そこに向かっていくんだな、というのが昨年から強く思っていることです。

とりあえずは粛々とやっていこうかなと。あとは、力を抜いて、ゆるく楽しい1年にしたいなぁと思います。

この記事を書いた人

TakashiBridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。