ブラックミスト No.05 レビュー。雰囲気のある写真が誰でも撮れる反則フィルター。
ケンコー・トキナーのブラックミスト No05を入手。このフィルター、Youtubeなどで紹介されてからは人気が沸騰しており、注文してから手元に届くまで結構待たされていたのですが、ようやく手元に。当初は年明けの到着予定だったのが年内に届いて良かった。
ブラックミストはコントラストを抑えて柔らかな描写にする効果をもつフィルターです。夜景や逆光状態で撮るときには光源をフワッと滲ませてくれるのが特徴です。
常用のフィルターではないのですが、ソフト系のフィルターは柔らかい表現をしたい時には重宝します。
今回は自分の持っているレンズの中から共通の口径をピックアップして49mmと55mmの2つを購入しました。
ブラックミストを使って撮ってみてわかった使いどころ
49mmをX100Vにつけてスナップを撮ってみました。クラシックネガと合わせて使うと反則級の雰囲気を醸し出しますね。
夜に撮ると光芒のトゲトゲした感じになりがちなのですが、柔らかい光へと変えてくれます。
光源まわりはふわっと柔らかくなっていますが、ブラックミスト感はそんなに強くないですね。
川沿いの街頭の光が柔らかくも少し寂しい雰囲気がうまく出ているかなと。記憶に残っている風景ってこんな感じかもしれませんね。
打ちっぱなしのゴルフ場。2つの大きな光源と周囲の暗さのコントラストがいい感じ。明暗がはっきりしているシチュエーションだと、さりげなくも印象的に使えそう。
ああ、これはやりすぎ感たっぷり。光源が多いとうるさくなるってことですね。逆に光源多めにして狙って撮れば独特の世界観も表現できそうです。夜間の撮影でブラックミストを使うコツは光源の数を意識することかなと思います。
夜だけじゃなく、逆光で撮った時にも柔らかい表現をしてくれます。これはこれでいい感じ。
ブラックミストを使った感想
「映画のワンシーンのように」というのはその通りで、雰囲気のある写真を撮れるフィルターです。
流行っているからどんなもんかと思って買ってみたけれど、人気があるフィルターだけに、普通に撮るとみんなと同じような雰囲気のカットばかりになっちゃいそう。こういう感じで撮りたいという意図があれば、面白いフィルターだなと思います。
工夫すれば面白い写真が、工夫しなければみんなと同じ写真が撮れてしまう、恐ろしいフィルターだなぁというのが正直な感想です。
夜に使うイメージはだいたいつかめたので、日中にどういう表現ができるか、もう少し使ってみたいと思います。
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