ありがとう、Director!AdobeがDirectorの販売とShockwaveのサポートを終了。
WEB制作に携わる人でも今や知らない人もいるであろうAdobe Directorが販売を終了し、Shockwaveもサポートが終了されると発表されました。
The Future of Adobe Contribute, Director and Shockwave
As customers embrace the new features and efficiencies offered by Creative Cloud, we will no longer be selling and supporting Adobe Director and Contribute, which was last released in 2012. Sale of Adobe Director and Contribute will stop on February 1, 2017. We will also stop ongoing updates and support for Adobe Shockwave on Mac devices on March 14th after the last release of the product.
We appreciate the trust and support of Adobe Director, Contribute and Shockwave customers through the years, and look forward to providing our customers with the best user experience, technology and support through Adobe Creative Cloud.
https://blogs.adobe.com/creativecloud/the-future-of-adobe-contribute-director-and-shockwave/
Directorは、CD-ROMコンテンツを作ったり、Shockwaveのプラグインを使ってインタラクティブコンテンツをつくるためのツールなのです。
プラグインに頼ったコンテンツはマシンに負荷をかけることから敬遠されるようになり、Shockwaveのコンテンツを目にすることがなくなっていたので、驚きではありませんが寂しいですね…。
というのは、僕が今の仕事を始めるきっかけになったのが、実はDirectorなんですよね。
僕がDirectorを触り始めたのはちょっと遅めですが、DirectorがまだMacromediaの製品だった頃で、バージョンは6くらいだったような気がします。7になって自分でも買える値段になったので、仕事から帰ってきてから夜な夜ないじり倒してました。
絵や音を組み合わせて自分の思い描くストーリーをムービーにしたり、インタラクティブなコンテンツやミニゲームをつくったりするのが、とにかく楽しかった。
当時、デザインプレックスという雑誌で、高木敏光さんが「高木工務店」という連絡をやっていました。「ムビってますか〜?」というコピーを見るたびに、創作意欲が掻き立てられたものです。単行本はバイブルとして今も手元にあります。
最初に就職した会社では、制作への配属が叶わず、営業として働き始めましたが、社内のDirector使いの先輩が作業する画面をチラ見しながら、いつかは俺も!なんて思っていました。
その後、WEBの仕事にするようになったのですが、自宅でチマチマと自分の作品を作っては自分のWEBサイトに載せて、BBS(懐かしい!)と呼ばれる掲示板でコメントのやりとりをするのが楽しかったなぁと。
こんな具合に、僕のデジタルでのものづくりの原点はDirectorにあるんですよね。Directorがなかったら、デジタルでのものづくりにこんなにも興味を持たなかったかもしれないな、なんて。
技術はどんどん移り変わるものだけれど、なんかこう、自分の中では一つの時代が終わったなぁという感覚があるのです。
ありがとう、Director!
この記事を書いた人
最近の記事
- 健康2024-10-13リンゴ酢を飲んで内臓脂肪を減らしたい
- カメラ・レンズ2024-10-13Lumix G100D を使用して1ヶ月のファーストレビュー
- カメラ・レンズ2024-10-06センサーサイズの違いによるメリットとデメリット
- カメラ・レンズ2024-09-14ニコン Zfc におすすめのSmallRigレトログリップ レビュー