誕生日に改めて考えたブログのこと

2017年の誕生日のこと

昨日誕生日を迎えました。

正直なところ、嬉しいとか嬉しくないとかはなくて、パラメータの一つの数字が上がったとでもいう感じかもしれません。

まぁ、歳をとっていくのは仕方のないことなので、あまり何とも思わないのですが、人生の残り時間を考えるとQOL(Quality Of Life)を上げたいという気持ちは年々強くなります。

特に、自分と家族についてはその思いが強いです。

独立をしてからというもの、自分のやりたいことと家族存在の占める割合が大きくなりました。最終的にはすべてはこのためにあります。

独立をするまでは、いつも何かもっと違うことを考えていたような気がするんですよね。自分のやりたいこととそれが実現できないことへの言い訳、家族にもガマンを強いてしまうことへの言い訳。

可能性にフォーカスするんじゃなくて、逆の発想だった気がします。今だからそう思うのかもしれませんけど。

今でも違う意味で家族には心配もかけるし、ガマンもしてもらっていますけどね…。

本当に、奥さんと子どもたちには感謝です。ありがとう。

 

ブログを書くことの喜びや楽しさをあらためて感じる日々

僕は仕事でブログを作ったり、書いたり、教えたりしているのですが、その中でいろいろと考えてしまうこともあります。やっぱり。

そんな中で、昨年読んだかん吉さんの「ゼロから学べる ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」の中でものすごく共感することがあったんですよね。

ブログを子どもに残したい。

これは、まさにそうなんだなぁと思ったわけです。僕もそう思ってブログを書いていた。

実は先日、昔から書いて最近はほとんど更新をしていないブログのサーバを移行したんです。その時に、ちゃんと移せているかどうかをチェックしていたら、日記のようなものを書いていたことを思い出したんですよね。それこそ10年間そんなノリで書いてきたブログです。

誰かの役に立てようとか、検索エンジンとかまったく意識せずに書いた超自己満足の記事と写真。

でも、それが自分のリアルなんですよね。

今書いているこのブログはガジェットやアイテムの紹介とかやってますけど、それも自分だし、日記を書いているのも自分。

それが子どもたちの役に立つとも思わないけれど、少なくとも僕が何を考えてどう思っていたかを残すことができたら、それは素敵なことなんじゃないかって思います。

だから、ブログって何が楽しいのかというと、思ったことを何でも書ける、見てもらえるというのはもちろん、残しておけるというのもあるんじゃないかなと思うんですよね。

で、ふと思い出したのが、故・飯野賢治さんです。

ブログは影響力を持ち続けるのかもしれない

お会いしたことはないけれど、業界の風雲児と呼ばれた飯野賢治さんのことが好きだったし、自分のやりたいようにやって生きる姿に憧れを感じていました。

飯野さんは、3年前に42歳で亡くなっているから、生きていたら年の頃も同じです。だから、亡くなった時はものすごくショックだったんですよね。

その時に僕が書いたエントリーがこれ。

風のリグレット

このエントリーの中で紹介されている「息子へ。」という記事は有名ですけど、この記事がいまだに残っていることを昨日知ったんですよね。改めてリンクを貼りますけど、今読んでも色褪せてないなぁと感じます。

息子へ。

いやね、こうして影響力は残っていくんだなぁと思ったんですよね。

本を書いたり、手紙を書いたりすることで「何か」を残すことはできます。でも、今こうして、このブログが残っていれば、検索をして偶然出会う人もこの先もいるわけだし。

それはそれで、ブログってすごいなぁと思ったんですよね。

たかがブログだし、たかがデータかもしれないけれど、こうして残っていて、亡くなったあともメッセージは生きているってこと。

最後に、

少しでも意見を持ったら、教えてくれ。

また、そのとき、ゆっくり話をしよう。

楽しみにしている。

昨日の墓参り、よかったな。

パパは、パパのパパと話をしたんだよ。

未来のことを。

だから、パパとも話をしようよ。

未来のことを。

と綴られて終わっているのが、何とも寂しいけれど、人はいつか必ず死ぬ。これもまたリアル。

昨夜、誕生日の夜にこの記事を書こうと思ったけれど、ウェットな感覚で書くのはやだなと思って、翌日の日中に書いてみました。でも、結果は同じっぽいな。

お客さんとも最近同じ様な話をしたことがあるんですけど、やっぱりブログって楽しいし、楽しまないといけないなぁと思うんですよね。

素晴らしいメッセーじゃなくていいし、別に多くの人に伝わらなくてもいいんだけど、子ども達には父親が楽しんでいたこと、どんなことを考えていたかは残したいなぁなんて。サーバ止まったら終わりだけどね。

さて、仕事に戻ろう。

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。