段取り八分。準備段階で結果はほぼ決まってしまう。

リビングルーム

ものごとを進める上でよく思い出す言葉の一つに「段取り八分」があります。

しっかり段取りをしておけば八割は終わったも同然ということを意味する言葉ですが、仕事でもプライベートでも、ほとんどのことに当てはまるんじゃないかと思います。

ものごとを進めていくうえで「ああ、もっとちゃんと準備をしておけばよかった…」と思ったことはないでしょうか。

僕も「ああ、もっとちゃんと…」と何度も自分の浅はかさに腹を立ててきました。

準備をしたつもりでも全然足りていなかったり、余裕をかまして失敗をしたり…。

今、新しいプロジェクトの立ち上げと既存プロジェクトの追い込みに入っている中で感じていることを残しておこうと思います。

スピード感や流動性が求められることほど段取り八分を意識する

ものごとの段取りをしておくためには、決めなければならないことや想定しておかなければならないことがたくさんあります。

スピードを求められたり、流動的に進めなければならないことほど決め事と想像力が必要です。

そうじゃないとその場その場で素早い判断ができないし、次の段取りができないから。

だから、できる限り、考えうる限りの準備をしておこうということですね。

とはいえ、完璧に準備をするのは不可能だし、そこにこだわりをもってもあまり意味がないと思っています。

進めていくうちにどうしても抜け漏れは出てくるし、想定外のことは起きるものです。

抜け漏れはあるし想定外のことは起きたらどうするのかも含めて準備をしておくことが大事なんだよなぁと。

成果そのものは支配できないけれど、
成果を出すための段取りをどのようにしておくかは決められる

実際、準備というのは地味だし、正直面倒臭いですよね…。

でも偶然次の言葉を目にしてから、次第に準備することに面白みを感じるようになりました。

コーチングにおいて準備よりも重要な要素はありえない。

コーチは試合の勝敗そのものを支配することは出来ないが、勝つための準備をどのように行うかを決めることは出来る。

サンフランシスコ・49ersやスタンフォード大学のアメフトのコーチを務めたビル・ウォルシュの言葉なのですが、確かにその通りだよなぁと。

アメフトに限らずスポーツは相手のあることだから、試合中の状況は刻一刻と変わるし、想定外のことも起きます。

それも含めての勝つための準備ということですよね。

面白いのは「しっかり段取りをしておけば八割は終わったも同然」とは言いつつも、二割が残っているということです。

終わったも同然とはいえ、終わったわけではないので、何かが起きる(笑)。

準備をもとにものごとを進める実行力と何かが起きた時の対応力もまた大事です。

これはスポーツだけの話ではなく、どんなことでも同じですよね。

段取り八分。結局、準備段階で結果はほぼほぼ決まる

結局のところ、準備段階で結果はほぼほぼ決まると思っています。

それくらい段取りは大事。

この人の仕事っぷりはスマートだなと感じる人や結果を残す人を見ていると、やっぱり段取りがしっかりしているんですよね。

ゴールに到達するための道のりがしっかりと定義されています。

逆にうまく進まないケースというのは、ゴールは決まっているけれど道のりに曖昧さが残っているので、状況次第の都度判断の回数が多いなぁと感じます。

僕も今までたくさんの失敗をしながら学んできましたが、段取り八分というのは経験からも正しいと思っています。

余談ですが、先日のうちの息子の定期試験の準備を見ていてなんとなく結果がわかってしまうという…。

珍しくやる気を出して頑張っていたのはわかるけれど、それでも準備は足りなかなぁと。

きっとこれは経験しないとわからないことなんでしょうね。そこから学べるかは彼次第といことですな。

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。