MacBook ProからM1 MacBook Air への乗り換えレビュー

M1 MacBook Air

先日購入したMacBook Airを使い始めて2週間ほど経ちました。ストレージが512GBのモデルのメモリを16GBに増設したものを使っています。13インチのMacBook Pro Mid2017を下取りに出して手に入れたのですが、買い替えてよかったなと思っています。

在宅で仕事をする機会が増えて作業環境への考え方が変わったり、仕事の内容や役割も変わってきていることもあって、今の自分にぴったりのマシンを手に入れることができたという満足感があります。

MacBook Proを使っているけれど、話題のM1 Macbook Airへ乗り換えるべきかどうか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

MacBook ProからMacBook Airへの乗り換えを考えた理由

M1 MacBook Air

ぼくは基本的にはデスクトップPC派なのですが、移動や出張も多かったので、今までは動画の編集やグラフィックの作業、資料作成や経理処理など、いつ、どんな時でも、何でもできる全部入りのノートPCを持ち歩きたいと思っていました。

在宅勤務になってからは、デスクトップPCがメインになったので、モバイル環境に求めるのはスペックはそこそこ、より軽く、より小さく、といった具合にシフトしました。サイズや重さでいえば、手元にある12インチのMacBook(2016)が理想なんですけど、CPUがCoreM5という当時でも微妙だった処理能力は今となってはやっぱり厳しい。

テキスト打ちやサイトを見るくらいであれば全然OKなんですけど、スペック不足でZoomで背景処理ができないのが痛いなぁと。そこだけが惜しい。

愛用している11インチのiPad ProもZoomの使い勝手が微妙なので、iPadオンリーにも踏み切れず。

外出がゼロになったわけではないし、会社にも自分だけは週に何回かは通っているので、モバイル環境をどうにかしたいなぁと思っていたタイミングでのM1 MacBook Air。モバイル環境に求めるのはそこそこのスペックなんて考えていたけれど、M1 MacBook Airはそこそこどころじゃない快適な使い勝手を提供してくれるマシンでした。

その日の用途によってiPadと使い分けながらですが、じわじわと満足感が高まりつつあります。

M1 MacBook Airはシンプルに使いやすいノートPC

M1 MacBook Air

MacBook Proから乗り換えて最初に感じたのは、M1 MacBook Airはシンプルに使いやすいということ。毎日使うものだから、ストレスが少ないというのは本当に大事なんだなと痛感しています。

MacBook Airはポートの数が少ないとか言われますが、たくさんのポートを必要とする作業を想定したコンセプトのマシンじゃないと思うんですよね。どうしても必要な時にはUSB Cのハブを使えばいいし。

コンセプトにあった使い方をすれば、めちゃくちゃ使いやすいマシンだと思います。

打ちやすいキーボード

MacBook Pro Mid2017に比べるとキーボードの打鍵感がとても良いなぁと感じています。キーボードについては、スタッフ用のMacBook Airをセットアップする時に羨ましく思っていました。

自宅も会社もロジクールのKX 800で揃えるなど、キーボードの使い心地は作業効率にも大きく影響すると思っているくらいなので、キーボードの打ちやすさはAirに買い替えたかった理由の一つ。

タッチバーにはイマイチなじめなかったので、ファンクションキーを含めすべて物理キーボードというのも嬉しいです。キーボードを叩く力の強さは人それぞれだと思うけれど、ある程度のストロークがある方が好みなので、キーボードが変わって作業効率があがりました。

MacBook Proのキーボードはストロークが浅いので、ペチペチと指に振動が残る感じがして、長い時間使っていると指先が疲れる(?)気がしてたんですよね…。

キーボードはMacBook Proからの買い替えで使いやすくなったと感じるポイントの一つです。

長持ちするバッテリー

多くの人がレビューしているように、バッテリーの持続性能が大きく向上しました。今までは打ち合わせに行ったら、真っ先にクライアントに電源を借してくださいとお願いしていたのですが、MacBook Airならその必要もないですね。

作業内容によって消費電力は違うのですが、テキスト打ちやネットのブラウズくらいであれば余裕です。なんなら音楽聴きながらでも全然余裕。

もしもに備えて電源アダプタを持ち歩く必要もなさそうなので、荷物も減ります。

在宅勤務の際には、1階の仕事部屋と2階のリビングを移動する際にバッテリーの心配をする必要がなくなったのも地味に嬉しい。

アプリの気になる対応状況

チップセットが変わった時や、OSのメジャーバージョンアップのタイミングは、アプリの対応が追いついてないことが多いので、しばらくは待つしかないですね。

メインは別のマシンなので、特に気にしてはいないのですが、ぼくが使っているアプリはロゼッタ上での動作も含め、とりあえずは動いているから大きな問題は感じてないです。

当たり前のことですが、仕事で必要不可欠なアプリが動かないのであれば乗り換えは待った方が良いと思います。

処理能力の高さを感じるスピード

処理能力についてはまだまだ試せてないです。軽くPhotoshopとかでレタッチ作業はしてみましたが、まぁ、こんなものかという感じです。

動画の書き出しなどのレビューなんかも見ましたが、そもそもMacBook Airでガンガン動画の編集をしようと思っていないので、自分的にはそこはあまり重要ではないかなと思っています。基本スペックの高いマシンだから編集にも使いたくなりますよね。あとはアプリの最適化次第かも。

仕事であれば動画やグラフィックの作業はデスクトップの方が圧倒的に効率的だし、メインのMac miniよりも昨年買ったWindowsマシンの方がスペックが高いので、そこは使い分けですね。

基本的には、ふだん使っているAdobe以外のアプリがキビキビと動作してくれれば問題ないかなと思っています。

重さの変化以上にコンパクトさを感じる

1.37kgから1.29kgになった程度なので劇的に軽くなったという感じはしないのですが、MacBook Airはもとからそれくらいの重さなので想定内です。ただ、薄くなった分コンパクトさは感じます。そう考えると、0.92kgの12インチのMacBookがいかに軽いかってことですよね。

余談ですが、11インチのiPad Proの本体が471gくらいらしいので、295gのSmart Keyboard Folioとの組み合わせで766gくらいなので魅力的です。Magic Keyboardを使っているのですが、Smart Keyboard Folioを買い増しするかどうか悩んでいます…。

MacBook ProからM1 MacBook Airへの乗り換えを迷っているならおすすめしたい

M1 MacBook Air

もしも、MacBook ProからMacBook Airに乗り換えて良いものかどうか迷っている人がいるとしたら、乗り換えをおすすめしたいです。僕自身、MacBook ProからMacBook Airへの乗り換えはグレードダウンのような気がしてならなかったのですが、かといってM1 MacBook ProとM1 MacBook Airを比べるとProを選ぶ積極的な理由も見当らなかったので、踏ん切りがつかなかったというのもありますが…。

現状の用途であればAirでも十分そうだし、この後スペックアップしたProが発表されたら、その時は買い増せばいいや…ということで乗り換えました。下取りに出すにしても手元のProが今後価値がどんどん下がっていくことを考えれば、タイミングは早い方がいいというのもありました。ちなみに13インチのMacBook Pro Mid2017(SSD512GB / RAM 16GB / 4Port)は67,000円で下取りになったので、Airは実質10万円ちょいで手に入ったことになります。

結果として、Airのパフォーマンスには十分満足しているし、作業効率があがっている感覚もあります。MacBook Proは4年弱使ってきたのでバッテリーの劣化もあったし、納得のいくタイミングで納得のいくアイテムを手に入れることができたなぁと思っています。

Macを使って何をしたいかにもよりますが、動作スピードやバッテリーの持続性などを体感できるので、旧モデルからの買い替えの効果は高いです。

PhotoShopでの画像編集はもちろん、Premiere ProやAfter Effectsなどを使った動画の編集もFHDなら驚くほど快適に作業ができます。毎日使うものなのでスピードやバッテリーなどのスペック向上はストレス軽減と効率化にダイレクトに結びつくなぁと感じています。何よりも気持ちいい。

これくらいの価格で体感できるレベルのパフォーマンスを手に入れることができるのなら、迷わず買い換えるべきだとおすすめできるレベルのアイテムです。

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。