夜の淵 RADWIMPS

夜の淵 RADWINMPS

東日本大震災から8年。今でもあの日のことを思うとなんとも言えない苦しい気持ちになります。

2017年を除く毎年この日に発表されるRADWIMPSの曲は、あの日のことを忘れないためにできることはいろいろな形があるということを教えてくれます。

そして、僕らは毎日をどう過ごすべきなのかを考えるきっかけを与えてくれます。

2018年 夜の淵

今年も曲を作りました。
タイトルは「夜の淵」。
東日本大震災から8年が経ちました。
そしてこの8年の間にまたいくつもの災害、悲劇がこの国を襲ってきました。
昨年は北海道、関西での地震、西日本での豪雨など例年以上に災害が多発した年でした。

昨年地震が起きた夜、停電で真っ暗な中SNSなどで恐怖と闘いながら朝を待つたくさんの声を受け取りました。あいも変わらず何もできない自分にもどかしさを感じながら、せめて子守唄に、ほんの少しの心の安らぎになったらいいなと思い今回の曲を作りました。そこにさらに歌詞を加え、編曲し、レコーディングしたものが今回の曲です。

普段の生活は不自由を味わった時にその幸せに気づきます。たった一つの電気が、あったかい部屋が、当たり前にそこにいる家族が、お風呂が、食事が、かけがえもなく幸せなことに気づきます。そんな小さいかもしれないひとつひとつのために僕たちは日々を生きているんだと実感します。

東日本大震災。今も数多く行方がわからない方がいます。そしてその帰りを待つ家族の方がいます。元の場所に帰れない方がいます。原発の修復、廃炉作業をするたくさんの方がいます。オリンピックももちろんいいけれど、なんだか色んなことに蓋をして、忘れてお祭りになるのだけは嫌だなと、思います。

8年が経ち、震災を知らない世代が増えていきます。残念だけど、きっと定期的に、どうしたって地震や災害は襲ってきます。僕たちの日常を奪っていきます。その度に、思いやって、思い合ってひとつになれる国であったらいいなと心から願っています。

最後に、震災で亡くなったすべての命に、今も被災し続ける方達に、合掌。

洋次郎

 

2018年 空窓

 

2016年 春灯

 

2015年 あいとわ

 

2014年 カイコ

 

2013年 ブリキ

 

2012年 白日

 

この記事を書いた人

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デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。