2023年のカメラとレンズのラインナップ

Leica M11とCOOPHストラップ

2023年もまたカメラとレンズのラインナップが変わりました。機材ラインナップの変更には心境の変化も大きかったように思います。今年ほど仕事とプライベート関係なく写真を撮りたい、集中したいと思ったことはなかったかもしれません。

そんなこともあって本当に使い込んでいるもの、使い込むものに絞って見直しをかけつつ、新しいものにもチャレンジしてみたいと思うようになりました。

それぞれの機材については別のレビュー記事を書こうかなと思っていますが、大晦日の今日はカメラとレンズのラインナップに関するメモを残しておきます。

カメラ

SONY a7CII

SONY a7CII

SONY機については、仕事で使うa7IVとa7SIIIは変わらず、a7Cをa7CIIにアップデート。a7CIIについては小さな不満点がいくつかあるものの機能が充実し、総じてとてもいいカメラだと感じています。コンパクトなボディはSIGMAのContemporaryシリーズとの相性もよく、45mmや65mmと組み合わせて使うのがお気に入りです。SONY機の中では今一番利用頻度が高いカメラです。

a7CIIを使うならエクステンショングリップがあった方がグリップ感が増すので快適に使えます。コンパクトさをさほど損なわないデザインになっているので、これからa7CIIを買う方にはオススメです。

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a7CII以外では、今年はさらにLeica M11とSIGMA FP、DJI POCKET3がラインナップに加わりました。

Leica M11

Leicaはこれまで特に欲しいと思ったことはなかったのですが、ある日突然使ってみたいと思いたって気がついたら買っていました。GWくらいに購入したのですが、当初は撮りたいものと撮ったものの乖離が大きく、まったく使いこなせず「やってしまった感」に苛まれる日々。早々に売ってしまおうかとも思ったのですが、慣れてくるとM11で撮るのが本当に楽しくなりました。

新宿駅東口付近。Leica M11とNOKTON 35mmにて撮影。
Leica M11 / NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VM

撮りたいものをシンプルに中心に置いて撮るということを思い出させてくれたカメラです。シンプルに撮るということを意識してからは写真を撮ることそのものが一層楽しくなりました。最近は35mmで撮ることが多いです。

SIGMA FP

SIGMA FPについてもYoutubeで作例を見ているうちに今までとは違う動画を撮ってみたいという熱が高まり年末にゲット。M11は動画が撮れないので、M11的な位置付けの動画機が欲しかったというのもあるし、写真でも使ってみたいという気持ちがムクムクと育っていきました。

この記事を書いている時点では使い込んでいないのですが、まだ自分の撮りたい画を出しきれておらずM11を使い始めたときのような感覚を味わっています。

FPはこれから使い込んでいきます。

ちなみに、Eマウントで使っているSIGMA 45mm F2.8 Contemporaryがすごく気に入っていて、同じ45mmとのレンズキットということも後押しになりました。

DJI OSMO POCKET3

DJI OSMO POCKET3は、POCKET2の不満点を解消してあまりあるアップデートだったのでYoutubeなどのレビューをじっくり吟味したのちに購入しました。通常の撮影でのクオリティにも満足していますが、暗所モードには特に目を見張るものがあります。

来年はVLOGにもチャレンジしたいと思っているので、POCKET3も使い込んでいきます。

どれも買って良かったと思える機材です。

レンズ

SONY Eマウント

レンズは、Eマウント用では、NOKTON 35mm F1.2 Aspherical SE、TTArtisan 50mm f/2、SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary、SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryが加わり、純正のFE24mm F2.8、FE40mm F2.5を手放しました。

SIGMA 45mmはF2.8であえて収差を残すという特殊な設計をしているレンズです。開放で撮るとどことなくふわっとした写りになるのが気に入っています。

a7CIIとSIGMA 45mm/F2.8で撮影した写真
SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary

基本的にズームレンズは仕事の時にしか使わないのですが、SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNについてはふだん使いするために購入しました。a7CIIとも相性がよくコンパクトで軽いのでどこにでも持っていけます。ズームレンズは自分が動ける範囲が制限されているときに重宝しますね。

Leica Mマウント

LeicaのMマウント用には、NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM、TTArtisan 50mm f/1.4 ASPH、NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VMを使い始めました。

NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VMは画角的な使いやすさと明るさとがあいまって1本だけ持っていくとしたら間違いなくこれを選びます。M11は手ぶれ補正がないので今まで以上にシャッタースピードを上げるようになり、その点でも明るいレンズは便利です。M11ではどんな時も1/250を基本にしています。

TTArtisan 50mm f/1.4 ASPHは重いので出番が少なくなりがちですが、柔らかい写りがすごく好きです。

フードをつけていてもフレアやゴーストが出やすい気がしますが、このレンズについてはあえてそれを楽しむのもアリじゃないかなと思っています。

Leica M11とTTArtisan 50mm/F1.4で撮った写真。神楽坂にて。
TTArtisan 50mm f/1.4 ASPH

NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VMはM11の最近のデフォルトレンズとなっています。結構クセが強くて最初は使いにくかったのですが、慣れてくるとすごく面白いレンズです。このレンズを使い始めてM11からビゾフレックス(外付けEVF)を外しました。

Leica純正のレンズは金額的にさすがに手が回らないけれど、35mmと50mmはいつかは手に入れたいなと思います。

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SIGMA Lマウント

SIGMA FP用には、キットレンズのSIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryの他に、TTArtisan 50mm f/2を導入。

なので、SIGMA 45mm F2.8 DG DN | ContemporaryとTTArtisan 50mm f/2は、マウント違いで2本所有していることになります。同じレンズを使ってみるとボディによって使い勝手は結構変わるものだなぁと痛感します。慣れもあるのかもしれませんが、現時点ではSONYのカメラとの組み合わせの方が使いやすく感じますね。

ちなみにEマウントはブラック、Lマウントはシルバーにしてみたのですが、シルバーもなかなかいいですね。シルバーの筐体は初めてです。保護フィルターをつけると黒いワクが目立つので、このレンズはフィルターなしで使います。

LeicaにはM42、SIGMA FPにはMとM42のマウントアダプタを購入したので、レンズの使い回しができるのはいい感じです。

Canon EF-Mマウント

EOS MとTTArtisan 50mm/F2

それ以外だと、今さらながらにEOS Mを復活させてTTArtisan 25mm f/2を使っています。EOS MはMagic Lanternの存在を知って引っ張り出してみたらまだまだ使える状態だったのでRAW動画撮影で実験的に使っています。

Magic Lanternとは、このようなものです。

Magic Lantern は、優れた Canon DSLR カメラの機能を強化するソフトウェア拡張機能です。公式ファームウェアの拡張機能を開発するために、GPL に基づいてライセンスされたオープン フレームワークを作成しました。

マジック ランタンは「ハック」や改造されたファームウェアではなく、キヤノン独自のソフトウェアと並行して実行される独立したプログラムです。カメラを起動するたびに、マジック ランタンがメモリ カードからロードされます。唯一の変更は、メモリ カードからソフトウェアを実行できるようにすることでした。

もともと Trammell Hudson によって作成された Magic Lantern は、家庭用デジタル カメラを高品質のデジタル映画制作に適したツールに変える役割を果たしました。現在は写真とビデオの愛好家によって開発されており、HDR 画像とビデオ、タイムラプス、モーション検出、フォーカスアシストツール、手動オーディオコントロールなど。

https://magiclantern.fm/about.html

最初はどういうこと?と思いましたが、Youtubeで調べてみるとこんなことができるのか!と驚きました。EOS MやM2をまだ眠らせている人がいたら、ぜひ試してみて欲しいです。

公式サイトはこちらです。

Magic Lantern

手放したカメラとレンズ

手放したカメラは3つ。SONY a7Cと、RICOHのGR3、GR3X。

a7Cは後継機が出たので入れ替えは必然とも言えますが、2台のGRについては少し悩みました。

GRは起動が早く手軽に持ち出せるスナップ機としては申し分なかったのですが、1枚1枚をもっと丁寧に撮りたいという思いが強くなり手放しました。雑に撮っているつもりはなかったのですが、手軽に撮れてしまう分、なんだか撮らされているような気になることもあったんですよね。

それにしても、GRを何台買っては手放したんだろうとという感じです。

2023年のまとめ

今年はなんといってもライカを買ったのが大きかった…。金額的にも大きかったし、写真を撮ることとの向き合い方という意味でも大きかったように思います。

欲しいレンズをあげたらキリがないのですが、機材的にはものすごく満足しています。秋ぐらいからとにかく毎日撮っています。仕事もプライベートもテーマを決めずいろんなもの、いろんな人を撮りたいと思っています。

今年は、写真家の保井さんの写真集を買いに行って直接お話しする機会があって、短い時間でしたがものすごく刺激を受けました。また、幡野さんの「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」を読んで、なんとなく自分の中でたまっていたモヤモヤが吹き飛びました。

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この本は本当におすすめです。

そうそう、インスタで写真のアカウントを始めました。映えない写真をアップしています。良かったら覗いてみてください。

84thtoday というアカウントです。

インスタグラムのアカウント84thtodayのキャプチャー
84th today

2024年は仕事でもプライベートでも楽しくたくさん写真を撮りたいと思います。

では!

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。