新しいことを始めるならとりあえず先行投資をしてしまうのも一つの手。

新しいことを始めるときには、必要なことや必要なものをざっと調べたら、とりあえず先行投資をしてしまおうというのが最近の僕の考え方です。

しっかり準備をして進めるという考え方もありますが、それだとなんだか勢いがそがれる気がするんですよね。

もちろん、勢いだけではどうにもならないこともあるのでケースバイケースですが、やろうと思ったらあとはやればいいだけという環境を先に作ってしまえば何とかなることも多いかなと。

形から入るタイプと見ることもできますが、先に形を作ってしまうのもあながち悪いことじゃないかなと思います。

始めることは案外難しい

新しいことを始めたいとかやりたいという人は多いけれど、それを本当に実行する人は思いのほか少ないものです。

自分自身のことを思い返しても、やりたいと思うけれど時間が取れないとかお金がないとか、なんだかんだ理由をつけて先送りにしてしまったことが多々あります。

当然、いつまでたってもスタートなんてしないし、いつまでたっても何も身につかないし、何も手に入らないわけです。

で、何も変わらない。当たり前のことですけどね。

だけど、とりあえずモノでもコトでも半強制的に揃えてしまえば、「あとはやるだけ」という状況を作ることができます。

何かを学びたいとかスキルを身につけたいということであれば、誰かに習いに行くとかオンライン講座に申し込むとかすればとりあえずスタートは切れます。

機材や道具が必要であればとりあえず揃えてしまうのも一つの手です。

その先は、情熱と投資を無駄にしたくないという執念でとにかく行動する(笑)。

経験上、素人がしっかり準備をして臨もうと思っても、そんなのたかが知れてるんですよね…。まだやったことがないわけだから、想像や憶測の域を出ないわけです。下手すりゃ妄想レベル。

だったら、とりえあずでも、下手でもいいから始めてしまえば、自然と経験値はたまっていきます。

結果なんてやってみないとわからないですしねぇ。

時間を買うという感覚を持つ

習うとか学ぶということに関しては、僕は最大の投資をしようと常々思っています。

どうすれば効率よく身につけることができるか、どうすれば効果的に学ぶことができるかを考えます。

リサーチをする時には関連書籍をまとめて買うし、オンライン講座なんかは関連するものは一気買いします。

習い事もそうだけれど、機材を買う時にもそこそこいいものを買います。

初心者だからと言ってエントリーレベルのものは絶対に買いません。セミプロレベルからスタートします。

機材は値段で性能が変わるし、性能で生産性が変わるとか品質が変わるのであれば、リターンが得られるレベルのものを最初から買っておこうという考えからです。

空いた時間でさらに学びの機会を作ったり、手にした利益でさらに性能の良いものを買ってみたり、試したり。

もちろん、最初からそんな風にお金が回っていたわけではないんですけど、稼いだお金を次に何に投資するといいかなと考えているうちに今の方法にたどり着きました。

投資をしたら全力でリターンを目指す

写真を教えてくれという友人は、いきなりセミプロレベルのカメラと高価なレンズを数本持って現れました。

「全部投資だから。ケチる意味ないでしょ」という真顔の一言を今でも覚えています。

最初は「機材が泣いてるよ」みたいな写真しか撮れなかったのですが、休みの日だけじゃなく会社帰りにも写真を撮り続け、2~3年もたつと撮影技術ではプロレベルにまで達してしまいました。

マジリスペクトです。

その間、機材もどんどんいいものに買い替えたり買い増しをしているのを見て、なるほどなぁ…と思ったものです。

思えば、僕が尊敬する人たちはみんな同じようにやっていたなと思います。僕もいろいろと投資をして頂きました…。

以前の職場の社長からは、「本物を見て来い」の一言で、大英博物館やルーブル美術館に行かせてもらったり、カンファレンスがあれば「現地に行って聞いて来い」と海外に行かせてもらったり。本当にありがたい話です。っていうか、そんなことは普通はない…。

辞めるときに「お前は十分良くやってくれた」と言ってもらえたのは、「リターンはあったぞ」ということなのかな…と勝手に解釈をしてみたりもしましたが、まだまだ恩を返しきれてない気がしてなりません。

辞めてから何年も経ちますが、機会があれば、リターンをしたいという気持ちでいます。

これはもしかして、社長にとってはまだ先行投資の段階なのかとも思ったり…(笑)。

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この記事を書いた人

橋本 敬BridgeBookJP
デジタルガジェットやカメラ、写真、文房具などが大好きなWEBプロデューサー。浦和レッズサポでもあります。