Canon EOS M5をゲットしました。ミラーレスはEOS M以来だし、デジイチとしては6D以来です。ガジェット系はMacBook Pro以外に欲しいものはないかなぁと思っていたのですが、久々に物欲センサーが反応しました。
EOS M5がセンサーに反応した一番のポイントは何と言ってもEVFですね。
僕はEOS Mもいいカメラだと思っているのですが、背面液晶だと構図が雑になることが多く(そりゃ個人的な問題だろ…)、ファインダーを覗いて呼吸を整えて撮りたいなぁと感じることもしばしば。
というわけで発表からずっと興味深く追ってたんですよね。
EOS M5についてはブロガーのみなさんが体験イベントでの様子のレビュー記事をアップしてくれているのですが、マクロ撮影のカットが多く、スナップ派の僕としてはあまり参考にならないかなぁと。AFの速さも記事ではわからないし。
Dual Pixel CMOSとかDigic7とか機能的なところもスペック的にはまぁ大事なんだけど、そんなの新しいカメラを買えばまぁ性能が上がるのは当然ですよね。むしろ、ミラーレスは写りと携帯性がポイントです。あとは所有の喜び。これ大事。
買ってからまだガシガシ撮ったわけではないので写りの感想はまた今度にして、今回はガジェットとしてのレビューをしてみたいと思います。
EVF内蔵でカメラとしての存在感を増したデザイン
今回の購入のポイントに内蔵EVFがあると書きましたが、EVFを内蔵したことでカメラとしての存在感を増したなぁと思っています。
機能だけを考えれば、EOS Mに外付けのEVFでもいいのかもしれないけれど、背面液晶で撮る一眼というのがEOS Mのコンセプトだと思っていたので、それってEOS Mに必要なんだっけみたいな気もしてたんですよね。
なんですけど、EOS M5はそもそも「ファインダーで撮るミラーレス一眼」というのが明確になったので、このデザインにはすごく納得感があるし、所有欲をビシバシ刺激してくれます。
かっこいいなぁ。
上面のダイヤルもEOS Digitalの正統な流れを汲んでいる感じがしていいですね。露出補正が別ダイヤルになったのは、PowerShotのGシリーズを思い出します。
まだ大きさに慣れていないのでダイヤルが回しにくいのですが、慣れればファインダを覗きながらスムーズに操作ができそうです。
そう、M5はやっぱり小さいので窮屈な感じがするんですよね。慣れの問題もあるけれど、フルサイズと併用していると持ち替えた時にその落差に一瞬戸惑います。
あと、現時点で1つ難点をあげると、視度補正がやりにくい…。EVFの下にあるのですが、ツマミが触りずらいので細かい調整がしづらいです。
背面液晶は結構大きい。EOS6Dの液晶がワイド3.0型(104万ドット)なのに対して、EOS M5はワイド3.2型(162万ドット)。液晶は6Dよりも大きくて精緻なのか…。6Dユーザとしては、やや衝撃。
ちなみに愛機の5DmkIIはVGAの3.0型で約92万ドット。
これは時代の流れを感じざるをえない…。
タッチ&ドラッグでのピント合わせは撮影に集中できる素晴らしい機能
買う前は半信半疑だったタッチ&ドラッグAF。これが実際に使ってみたらいいんですよ。本当にいい。
今までのEOSデジタルでもマルチコントローラーでのピント合わせにはそんなに不自由はしてはいませんでした。ただ、AFフレーム間の微妙な位置合わせはカメラを動かして、カメラでAFフレームの位置合わせをしてたんですよね。
が、M5は微妙なピント合わせが可能になったんですよ。
ファインダを覗いたまま背面液晶を親指でドラッグするとヌルヌルとAFフレームが動いてピントが合わせられます。
素晴らしい…。
これだけでも買って良かったなと思います。本当に。ダイヤル類もファインダーを覗いたまま操作ができるので、撮影に集中できます。
内蔵EVFも236万ドットと精緻な液晶なのでとてもキレイで見やすいです。他社性のカメラも含めEVFの描画ってどうかな〜と思っていたのですが、違和感をほとんど感じません。
拡大表示やホワイトバランスの変更をリアルタイムで反映できるという機能もEVFならではです。これは、写真というか撮影の概念が変わりますね…。
ちなみにアイカップは意外に大きめで使いやすいです。
EOS M5 と EOS M のサイズを比べてみる
初代のEOS Mとサイズを比べてみます。ちなみに僕の機材の中ではEOS Mもまだまだ全然現役です。家族旅行でも荷物をコンパクトにしたい時には、EOS Mに18-55mmのズームで済ませちゃうことも。
EVFが飛び出て見える分だけM5が大きく見えるけれど、厚み的にはそんなに変わらないですね。
数字で見ると差はこんな感じ。実際持ってみても、普段5DmkIIや6Dを使っているので何を持っても軽く感じます(笑)。
EOS M5 | EOS M | |
大きさ(幅x高さx奥行) | 115.6 x 89.2 x 60.6 mm | 108.6 x 66.5 x 32.3 mm |
重さ (本体+バッテリー+カード) | 427g | 298g |
重さ(本体のみ) | 380g | 262g |
まぁ、あとはレンズとの組み合わせにもよりますしね。マウントアダプタでPlanarの50mmとか付けると普通にずっしりくるし。
幅は若干M5の方が大きいかな。こうして見ると、直感的にM5の方が機能が詰まってそうな感じがしますね。
実装機能の差はありますが、これまで液晶でやれていた操作を物理的なダイヤルにして外に出したという点で、従来のEOS MシリーズとEOS M5のコンセプトの違いがわかります。
EOS Mが登場した時は、コンデジから一眼へのステップアップユーザを狙っていたと思うんだけど、EOS M5は同じミラーレスでもハイエンドへとシフトして、一眼の機能を凝縮した一眼ユーザのサブ機っぽいコンセプトを感じますね。
EOS M5 と EOS 6D のサイズを比べてみる
というわけで、EOS 6Dとも比べてみます。
大きさの違いは言わずもがな。フルサイズと比べてもという気もしますが、6Dよりもこんなに小さいのです。
EOS M5 | EOS 6D | |
大きさ(幅x高さx奥行) | 115.6 x 89.2 x 60.6 mm | 144.5 x 110.5 x 71.2 mm |
重さ (本体+バッテリー+カード) | 427g | 755g |
重さ(本体のみ) | 380g | 680g |
これは、普通に軽いと体感できるレベルですね。
これは6Dを手にした時にも感じたことですが、小さく軽くとなるとボディの材質などもあってか質感ってずいぶんと変わります。
今回、高校生の頃に買ったEOS620も引っ張り出してみたのですが、EOSシリーズの「変わらなさ」はやっぱり嬉しいなぁと。
写真はEF-M 22mmですが、外に持ち出して撮ってみたとたら、マウントアダプタをつけてEF40mmやPlanar 50mmなんかも結構いいかもと思いました。
というのは、ボディが小さい分、レンズがある程度大きい方がホールドやすいんですよね。優れた手振れ補正があっても人の手でちゃんとケアしないとね。
あとはEF28mmなんかも納まりは良かったです。さすがにEF24-105mmとかEF70-200mmとかはバランスが悪いかなと思いましたけど…。
とりあえずは外に連れ出していろいろと撮ってみたいと思います。
ミラーレスってエントリー機っぽいイメージがあるけれど、従来のEOS Mシリーズのユーザの人も一眼のユーザの人も楽しめる本格的なカメラだと思います。
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