おすすめしたい最強の50mm単焦点レンズ使い比べ!
先日、EOS 6D mkIIと一緒に使う標準レンズとしてCanon EF 50mm F1.8 STMを購入しました。
FDレンズを含めると4本目の50mmレンズ。手放したものも含めると5本目です。
そう、僕は50mmの画角が大好きなんです。
50mmレンズに求めるのは写りと機動力
EOS 6D mkIIを持ち出す時に、手元のPlanarやSIGMAのARTなど手持ちの50mmのレンズをつけると重くて機動力が落ちるのが悩みでした。
EF 40mm F2.8 STMと組み合わせるとコンパクトではあるものの、レンズの明るさという点ではイマイチ面白みがなく、ちょっと出かけるくらないら、40mmじゃなくてEOS M5とかG7X mkIIでもいいんじゃないかと思っちゃう時があるんですよね。
ちなみに、EOS 5D mkIVはカメラ自体が重たいし、このカメラで撮る時の機材は重たいという覚悟ができているので気になりません。
でも、6D mkIIとなるとやっぱりもっと機動力が欲しい…。
そんなこんなで街撮りや家族旅行にも気軽に持っていける50mmが欲しい!と思っていたので、今回EF 50mm F1.8 STMを購入しました。
コンパクトで軽いので機動力もあるし、写りの評判も良く明るい。かつ、お手頃な値段というのが決め手になりました。
純正レンズといえば、以前使っていたEF 50mm F1.4 USMもいいレンズだとは思うのですが、設計が古いので候補には上げたものの再購入には至りませんでした。
実は、ビッカメの売り場で最後の最後まで迷ったのがEF-M 32mm F1.4。EOS M5で使える50mm相当のレンズを待ちわびていたので、これは買うしかないと思っていました。
が、結局、このタイミングでEF-Mレンズを買うべきなのかどうか…踏ん切りがつきませんでした。レンズとしてはかなり魅力的だけど、EOS Mシリーズでしか使えないというのがねぇ。
SONYのα7IIIを手に入れた時には、EFレンズだったらSIGMAのコンバーターをつければ使えるという目論見もあり、最終的にはEF 50mm F1.8をチョイスしました。
最強の50mm単焦点レンズはどれ?使い比べレビュー
手元にある50mmは4本です。これらを使ってみると同じ焦点距離なのに、それぞれに個性があって写りが違うのが面白いんですよね。
自分自身が動きながら、広すぎず狭すぎずという画角を調整するのが楽しい。
左から、SIGMA ART 50mm F1.4 DF HSM、Planar 50mm F1.4、EF 50mm F1.8 STM、FD 50mm F1.4です。
フードをつけていない時の大きさはこんな感じ。SIGMAのレンズが飛び抜けて大きいのがわかります。
SIGMA ART 50mm F1.4 DG HSM
SIGMAのレンズはかつてAPS-C用の30mm F1.4を使っていたことがあります。いわゆるダカフェレンズですね。このレンズで撮った時のボケ具合や色の乗り方がすごく好きだったので、SIGMAのレンズをまた使ってみたいと思って購入しました。
ボケの美しさや色味なども期待どおりの写りをしてくれるレンズで、仕事でも愛用しています。
これ1本あればだいたいの撮影はできるかなという安心がありますね。
なんですが、このレンズ、とにかく大きくて重い!手で持った時にズシリときます。レンズ単体で815gあります。
いやね、わかっていたことなですが、実際に手にすると「これは…」って思っちゃうんですよ。街撮りや旅行にはちょっときついかな…。
写りは最高なのに機動力に欠けるのが悩ましい。
Planar 50mm F1.4
50mmに限らず持っているすべてのレンズの中で一番好きなレンズ。
これは本当に買ってよかった。
マニュアルフォーカスのレンズなのでピントを合わせる一手間が必要ですが、その一手間が写真を撮る楽しみを感じさせてくれます。
ピントがあった部分のキリッとした感じとボケ具合のギャップが美しく、色の乗り方もすごく好き。
ピント合わせもシビアだし、シャープさに欠けるので絞りを開放で撮ることはほとんどないけれど、それでも開放で撮ることへと誘惑してくるレンズです(笑)。
実は、このレンズを買ったことで、それまで愛用していたEF 50mm F1.4 USMの出番が激減し、手放すことになったんですよね。
それくらい、一度使うと病みつきになるレンズです。
大好きなレンズではあるけれど、シーンによっては素早いピント合わせが必要な時や、映像を撮る時にはピントを追従してくれるAFレンズが必要不可欠です。
なので、Planar 50mm F1.4は自分のペースでスチルを撮る時にメインで使っています。
EF 50mm F1.8 STM
これが先日買ったEF 50mm F1.8 STM。主にEOS 6D mkIIにつけて使っています。
いわゆる撒き餌レンズをなわけですが、撒き餌だけあってめちゃくちゃコスパが高い。
F値も1.8なので、十分なボケを楽しむことができます。クセも少なく、しっかりとした描写をしてくれるので使いやすいレンズですね。
何よりも軽い!160gということはSIGMAの5分の1ですよ!
STMの合焦スピードはそんなに速くはないけれど、普通の撮影であれば十分かなと思います。
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
SONYのカメラも使うようになったので、Eマウント用に55mmも購入しました。
候補はいくつかありましたが、価格と性能のバランスでSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAに決定。
55mmとちょっとだけ長めですが、明るいしコンパクトなのがお気に入りです。
写りは流石のZEISSです。
フォーカスも速いし、購入していきなりレギュラー獲得したレンズです。
ちなみにEFマウントのSIGMA 50mm F1.4 ARTと並べるとこんな感じ。
大きさが違えば重さも違います。
EFマウントをEマウントに変換するMC-11というマウントコンバーターも買ったので、SIGMAの50mmもαで使えるんだけど、重くてバランスが悪いので結局Eマウントのレンズを買ってしまった次第です。
New FD 50mm F1.4
マウントコンバーターをかませてNEW FDの50mmをつけるのもなかなか楽しい。
オールドレンズの部類ではありますが、クセのない写りをします。こちらは撮って出し。
絞りは絞りリングで合わせるので、FDレンズを使う時には露出もピントもマニュアル撮影です。
カメラ任せで写真が撮れるのに、すべてを自分で設定するのは、これはこれで面白いですね。
日常のスナップなどでまったり撮るのに楽しいレンズ。
50mm好きには「高城剛 写真/文『50mm』THE TAKASHIRO PICTURE NEWS」もオススメ!
50mm好きには、高城剛さんの「50mm THE TAKASHIRO PICTURE NEWS」というムックがオススメです。
全編50mmレンズのみで撮影されたドキュメンタリームックです。
内容も刺激的だし、そうしたカットをすべて50mmで撮るという距離感と画角が好きです。そう、50mmの単焦点レンズの楽しさってこれだよなと。
引いたり寄ったり被写体との距離を自分で詰めながら、画角をコントロールするのが楽しいんですよね。
僕は最初はKindle版を買ったのですが、紙の冊子で買い直しました。
実際に手にとってみると印象が違います。紙バージョンをオススメかな。
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